スバルが4万8000台減産 1~3月日米で 半導体が不足
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 SUBARU(スバル、東京都渋谷区、中村知美社長)は5日、世界的な半導体不足により、1~3月に日米合わせて4万8千台の減産を予定していると明らかにした。国内唯一の自動車生産拠点の群馬製作所(太田市、大泉町)は3万6500台を減産する。これに伴い、2021年3月期連結決算(国際会計基準)の業績予想を下方修正し、純利益を従来の800億円から750億円に、売上高を2兆9500億円から2兆8500億円にそれぞれ引き下げた。

 新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ自動車販売は、主力の北米市場を中心に回復傾向にあったが、部品の供給が滞るという新たな要因で減速を余儀なくされている。

 昨年11月に発表した生産計画を変更し、世界生産台数を88万1千台から82万3千台に引き下げた。このうち1万台は、自動車部品の流通停滞によって既に昨年末に米国工場で減産している。これに加え、半導体不足の影響により4万8千台の減産を見込んだ。

 北米需要の回復を背景に群馬製作所の生産ペースは昨年末までに月産6万台前後に持ち直していたが、約2割の減産となることから、同製作所は休日出勤の取りやめや残業時間の調整などで対応するとしている。

 岡田稔明最高財務責任者(CFO)は電話会見で、「操業時間を短縮する可能性もある」と説明。「(半導体不足の)対策は難しい。挽回できるかどうか明言できる状態ではない」とし、4月以降も減産が続く可能性を示唆した。

 同時に発表した20年4~12月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比33.6%減の742億円、売上高は16.5%減の2兆748億円だった。新型コロナ感染拡大の影響で販売が振るわなかった。

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