群馬県幹部人事 女性積極登用3割超に 県教育長には女性初の平田氏起用へ
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右から岡田亜衣子氏、新井薫氏、清水昭芳氏、坪口創太氏
平田郁美氏

 県は17日、部長級の幹部人事(4月1日付)を内示した。全庁的なデジタル化推進に向けて新設する「デジタルトランスフォーメーション(DX)推進監」に民間出身でチーフ・デジタルトランスフォーメーション・オフィサー(CDO)を務める岡田亜衣子氏(47)、地域創生部長に新井薫戦略企画課長(56)を充てるなど女性起用を積極化。地域機関を除く部長級14人のうち、女性は2人増の5人(35.7%)となる。

 県によると、都道府県で位置付けが違う議会事務局長を除いて比べると、17日時点で本県の部長級に相当する幹部の女性比率が2割以上なのは、神奈川、岡山、茨城など。今後の各県人事にもよるが、本県の3割超は最高水準という。

 岡田氏は民間企業勤務を通じてデジタル活用に詳しく、昨年1月に非常勤特別職のCDOに就いた。今年4月以降は2年の任期付き職員となる。新井氏は企画部門を中心に観光やブランド推進など幅広い経験を持つ。現在、地域創生部長の角田淑江氏は農政課勤務歴があり、農政部長に転じる。

 県土整備部長には下水環境課長や建設企画課長などを歴任し、同部ナンバー2の技監を務める清水昭芳氏(59)が昇任する。病院局長には厚生労働省出身で昨年9月から総務部副部長(危機管理担当)を務める坪口創太氏(40)が昇任し、現病院局長の吉田誠氏(59)は新設の中部振興局長に就く。

 留任は田子昌之知事戦略部長(58)、友松寛総務部長(59)、平井敦子生活こども部長(59)、武藤幸夫健康福祉部長(59)、岩瀬春男環境森林部長(59)、鬼形尚道産業経済部長(59)、吉田高広危機管理監(58)、福田芳美会計管理者(58)、星野恵一議会事務局長(59)の9人。

 横室光良農政部長(59)、岩下勝則県土整備部長(60)は年度末に退職する。このほかの職員の内示は23日を予定している。

◎共愛学園の副学園長 平田氏

 3月末で退任する笠原寛県教育長(65)の後任として、山本一太知事が県教育委員で共愛学園副学園長の平田郁美氏(62)を起用する方針を固めたことが17日分かった。開会中の県議会第1回定例会に人事案を追加提案する。女性の県教育長は初めて。

 平田氏は横浜国立大卒、都立大大学院修了。専門は素粒子理論、科学教育。2008年4月から同学園前橋国際大学長を務め、16年4月から副学園長。同年10月に県教育委員に就任し、現在2期目。県の総合計画や総合戦略の策定懇談会委員なども務めた。

 県教育行政に携わってきたことに加え、情報通信技術(ICT)を活用した教育などで注目される同学園での経験を踏まえた起用とみられる。17日内示の幹部人事と合わせると特別職、部長級の女性は6人となり、積極的な女性登用の姿勢を示す狙いもありそうだ。

 笠原氏は大沢正明前知事時代の16年に就任し、現在2期目。19年7月の知事交代後も続投した。任期は来年3月まで1年間を残すが、12日に「一身上の都合」として辞職願を提出した。

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