群馬県32町村のコロナ警戒度を2に引き下げ 宿泊費補助は26日から
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 新型コロナウイルス感染症対策で独自運用している警戒度について、県は18日、23日から伊勢崎、大泉両市町を最も深刻な4から3に、残る33市町村のうち太田市以外の32市町村を3から2にそれぞれ引き下げることを決めた。太田市は感染者が増加傾向にあるとして3を維持する。全域的な引き下げに伴い、26日から県内宿泊施設に泊まった県民の宿泊費を補助する愛郷ぐんまプロジェクト第2弾「泊まって!応援キャンペーン」を始める方針も明らかにした。

 23日以降の警戒度は伊勢崎、太田、大泉の3市町が3、その他の32市町村が2となる。全域で3以下になるのは3カ月ぶり。伊勢崎、大泉両市町に続けている不要不急の外出自粛要請や政府の飲食業界支援事業「Go To イート」の利用自粛要請も解除する。

 「愛郷」は県内の宿泊施設に泊まった県民に1人1泊5千円を補助する事業。26日宿泊分から5月31日宿泊分までを対象とする。

 規模は昨年6、7月の第1弾と同じ延べ30万人分。事業費12億4900万円を増額する2021年度一般会計補正予算案を19日の県議会本会議に提案する。議決後、対象となる宿泊施設の第1次登録受け付けを始め、来週中に公表する。

 今回は宿泊客に地域でお金を使ってもらおうと、宿泊施設のある市町村と協力して市町村内で使えるクーポンの発行も計画する。草津町をはじめ10市町村が検討中。同町は宿泊者1人1泊につき千円分のクーポンを発行する。

 ただ、感染状況が悪化した場合に事業自体を中止、中断したり、政府の観光支援事業「Go To トラベル」再開などに伴い実施期間を変更したりする可能性がある。

 第1弾は延べ約32万7千人が利用し、約84億円の経済波及効果があったとされる。山本一太知事は18日の会見で「長期にわたる時短要請や外出自粛要請などで地域経済は疲弊している。感染防止対策を徹底して利用し、地域経済の立て直しに協力してほしい」と呼び掛けた。

 さらに「感染のリバウンドへの警戒も必要」とし、特に年度替わり行事の注意事項として(1)入学式、入社式は人と人の間隔を十分確保し、主催者の対策を順守(2)歓送迎会は飲食を伴わない形を検討し、伴う場合は少人数、短時間で(3)花見は宴会を避ける―ことを呼び掛けた。

 一方、政府は18日、新型コロナの対策本部会合を首相官邸で開き、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏4都県に発令している緊急事態宣言を、再延長した期限通りの21日までで解除すると決定した。宣言は約2カ月半で全面解除される。

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