群銀と東和銀 サンデンHD巡り債権を引き当て処理へ 群銀は業績下方修正
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 サンデンホールディングス(HD、群馬県伊勢崎市寿町、西勝也社長)が目指す私的整理の一種「事業再生ADR」での経営再建に絡み、群馬銀行(前橋市元総社町)と東和銀行(同市本町)は22日、同HDに対する債権で回収不能などが生じる可能性が高まったことから引き当て処理を行うと発表した。

 担保などで保全されていない貸出金などの債権で、必要な引き当て処理を行う。保全されていない債権は、群馬銀行(ぐんぎんリース分含む)が約135億円、東和銀行が約15億円。引き当て額はともに非公表。

 これに伴い、群馬銀行は2021年3月期の連結業績予想で、経常利益を前回発表の285億円から185億円に、純利益を205億円から120億円にそれぞれ下方修正した。年間配当は1株当たり13円で変更しない。東和銀行は業績予想を据え置いた。

 22日の債権者会議で、同HDは中国電機大手、海信集団(ハイセンス)グループが設立した特別目的会社「海信日本オートモーティブエアコンシステムズ」の下で事業再建を目指す計画案を金融機関に説明した。計画案は非公表で、計画を決議する会議は4月27日に開く予定。

 群馬銀行は「サンデンHDは多くの県内企業と取引があり、地域経済に与える影響も大きいため、地元金融機関として最大限協力していく」とコメントした。

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