国民健康保険特別会計予算案案を否決 渋川市議会 ワクチン時期見通せず
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 群馬県の渋川市議会は25日、3月定例会本会議を開き、新年度の国民健康保険特別会計予算案を否決した。市国保あかぎ診療所(同市赤城町敷島)の医師が新年度、新型コロナウイルスワクチン接種に優先的に当たる計画だったが、ワクチンの本格的な供給時期が見通せない中、安定した地域医療を目指すべきだとの反対意見が上がっていた。市は必要な修正をした上で30日召集予定の臨時会に提案する。

 市は当初、4月からと見込まれていたワクチン接種を円滑に進めるため、診療所の一般診療を例年の1割程度と見積もり、予算を編成。地域の患者は別の診療所に紹介する方針だった。

 ワクチン供給が遅れ、接種が4月にスタートできるか不透明な中、23日の予算常任委員会では、患者への影響を懸念する声が上がり予算案は否決されていた。

 25日の本会議で、「ワクチン接種は不可欠。積極的に進めるべきだ」と賛成する意見の一方、「一般患者の負担が目に見える」との反対意見が出た。採決で賛否が同数となり、議長裁決で否決された。

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