県営ワクチン接種センター開設へ 11月中完了目指す
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 新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、群馬県は30日、大規模な接種に対応する県営ワクチン接種センター(仮称)を6月末までに開設する方針を明らかにした。市町村による接種を支援し、県全体の接種作業を加速させるのが狙い。7月中に高齢者、11月中には県民の接種完了を目指すとしている。

 予約方法や対象者の規模、人員の確保などについて、県は市町村や医療関係団体と協議しながら、具体的な検討を急ぐ。市町村から送られる接種券は、県営センターでも利用できる方向で調整を進める。

 市町村の接種は米ファイザー製のワクチンが使われているが、県営センターでは5月にも国内で承認される見通しの米モデルナ製を使う。ファイザー製と同様に2回接種が必要となる。

 政府は都道府県などが独自に大規模会場での接種を行う場合について、モデルナ製の使用を想定しており、市町村への配分とは別に供給する方針を示している。県は県営センターでの必要量を確保できるとみている。

 政府は全国民への接種完了が来年2月末になる見通しだとしているが、本県では県営センターの稼働により、国の想定より早い時期での県民への接種完了を目指す。山本一太知事は30日の臨時記者会見で「より多くの県民が接種を終えられるよう、市町村の作業を補完していきたい」と述べた。

 一方、高齢者への接種で厚生労働省は30日、全国への配分計画を公表した。本県には6月末までに従来分との合計で58万7047人分が供給される予定で、全高齢者約57万6500人の2回接種を賄える量に達する見通し。

 同省は5月下旬~6月最終週までの市区町村ごとの配送量を各都道府県に通知。全国でも全高齢者分の接種を賄える量が6月末までに送られる方向。
(山田祐二)

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