《新型コロナ》太田の県営接種センター 予約はラインのみ
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 新型コロナウイルスワクチンの大規模接種に対応する県営ワクチン接種センター(仮称)について、群馬県は19日、太田市に開設する最初の県営センターでの接種の予約を27日から無料通信アプリ「LINE(ライン)」のみで受け付けると明らかにした。6月以降の接種が対象。ラインのみでの受け付けとした県方針に対し、関連する予算案を審議した県議会厚生文化常任委員会は「高齢者にはラインを使用した予約は困難」として、柔軟な予約方法の検討などを付帯決議で求めた。

 予約にはラインを活用した県の予約システムを使う。ラインに限定した理由について、県ワクチン接種推進課は「電話の場合、つながらない事態も考えられる」と説明している。予約に関する相談に応じるコールセンターも設ける。

 太田市の県営センターは24日に東毛地域の高齢者を対象に試験運用を始め、6月から本格運用に移行する。複数の市町の住民が対象となるため、本格運用に当たっては予約可能な市町を段階的に拡大する方針。接種に対応する時間は夜間も含め検討している。

 試験運用では、太田市と邑楽町などの希望者への接種を予定している。30日までに計800人程度に接種する見込み。

 東毛地域では高齢者の接種が進んだ段階で、高齢者以外の住民も県営センターで接種できるようにする。県は2カ所目の県営センターを県央地域に開設する方針だが、予約方法は現時点で未定という。

 2カ所の県営センターの設置費など36億9900万円を増額する本年度一般会計5月補正予算案について、県議会は19日の臨時会で可決した。(山田祐二)

◎県内新たに67人陽性 前橋の保育施設でクラスター

 新型コロナウイルス感染症で、県と前橋、高崎両市は19日、新たに10歳未満~90代の男女67人の陽性が判明し、入院していた前橋市在住の80代の男女2人が死亡したと発表した。県内での感染確認は、再陽性も含め累計7371人(うち121人死亡)となった。

 前橋市の保育施設で職員と園児の計6人の陽性が判明し、市はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。

 一方、県は既に陽性が判明している10歳未満~70代の男女17人から、従来株より感染力が強いなどとされるN501Y変異株が検出されたと公表。県内での検出は計420人となった。
(まとめ 山田祐二)

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