時短要請を20日まで継続 群馬県が調整 まん延防止解除の14日以降は全県で警戒度4
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 政府が群馬、石川、熊本3県に対する新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置適用を13日までの期限で解除することを受け、群馬県が独自指針に基づく警戒度を14日以降は全県で最高レベルの4とし、午後8時までの営業時間短縮要請を継続する方向で調整していることが9日、分かった。期間は20日までを想定。急激な制限緩和による感染のリバウンドを防ぐ狙いがあるとみられる。解除の正式決定後、10日の対策本部会議で決定する。

 重点措置区域の10市町に求めている酒類提供の終日自粛は、他の25市町村と同じ「午後7時以降は自粛」に緩和される見通し。10市町では現在、午後8時までの時短要請対象が飲食店全般と大規模集客施設だが、14日以降は(1)接待を伴う飲食店(2)酒類を提供する飲食店(3)カラオケ店―に縮小。時短に応じた店への協力金支給は続ける方向だ。

 県が地域経済を動かす基準とする「1日当たりの新規感染者数20人未満」「病床稼働率20%台以下」のうち、新規感染者数は基準内の日が増えている。病床稼働率も9日現在で25.3%で、6割を超えていた5月中旬からは改善した。

 ただ、感染のリバウンドを警戒するため、1週間は経済活動の制限を続け、感染動向を見極める判断とみられる。

 政府は5月14日、本県など3県に同16日から今月13日までの期限で重点措置を適用すると決定。これを受け、県は前橋、高崎、伊勢崎、太田、沼田、渋川、藤岡、富岡、安中、玉村の10市町を措置区域としていた。

 政府は10日に解除を正式決定する見通し。20日を期限としている首都圏と東海の計5県については解除を前倒しせず、感染状況を踏まえて来週判断する。

◎県央接種センター 開設を中旬に前倒し 県内新たに17人陽性

 新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を巡り、群馬県がGメッセ群馬(高崎市)に2カ所目の県営接種センターを開設する時期を前倒し、今月中旬とする方向で調整していることが9日、分かった。県は県央センターの会場や規模などの概要を発表した時点では開設時期を今月下旬としていた。

 Gメッセで実施する接種について、県は64歳以下の人を対象とし、介護や保育、教育、警察など生活の維持に欠かせない職種を優先する方針を示している。接種券がなくても接種できる態勢を整えるため、関係団体と連携した接種者情報の管理を調整している。

 開設当初は1日に2000~3000人程度に接種し、最大で1万人規模を目指すとしている。高崎市が会場となるが、接種を受ける人の居住地は制限しないことで一般接種の加速化を見込んでいる。

 一方、県と前橋、高崎両市が9日に発表した新型コロナの新規陽性者は10歳未満~80代の男女17人。県内での感染確認は、再陽性も含め累計7951人(うち146人死亡)となった。

 デルタ株(インドで確認された変異株)が含まれるL452R変異株について、県は既に陽性が判明している10歳未満~80代の男女7人から新たに確認したと公表。この変異株の確認は計19人となった。N501Y変異株は、20~50代の男女3人と高齢女性1人から新たに検出された。この変異株の検出例は計660人に上っている。

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