《2021衆院選》公認巡る綱引き激化 自民競合 1区波乱含み 群馬県内
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 通常国会が16日、150日間の会期を終えて閉会し、群馬県内各党も今後、衆院選に向けた動きを加速させる。ただ、群馬1区は自民党の現職同士が引き続き出馬の意向を示して競合し、野党側も立憲民主党県連が党本部に上申した新人の公認判断に結論が出ないなど波乱含み。東京五輪・パラリンピック後の9月解散との見方が強まる中、公認を巡る綱引きが激しさを増しそうだ。

◎国会閉会 動き加速

 1区を巡り、自民は現職の尾身朝子氏と中曽根康隆氏(比例北関東)が公認を求めている。尾身氏は国会の会期中、週末を中心に地元入り。県内の感染状況に応じて集会やあいさつ回りなど活動を使い分けて支持を訴える。「1区で勝ち抜くことが支部長である私の責任」と決意を示している。

 中曽根氏も党員獲得に力を入れ、後援会の数を昨年初めから倍増の40とするなど着々と準備を進める。「地元の代弁者として、選挙区から公認候補として仲間と共に出馬を目指す」と譲らない。

 一方の野党勢力も先行きは不透明だ。立民県連は昨年12月、公募を経て党本部に新人の斎藤敦子氏の公認を求めたが、党本部側の結論は出ていない。斎藤氏は「積極的に野党統一候補を目指したい」とし、5月から街頭宣伝を始め、県連は今月から車両などを貸与して側面支援している。

 これに対し、同じく公募に参加した元職の宮崎岳志氏も「引き続き立民(党本部)の公認を求めている」とし、野党統一候補を目指す意向。所属政党が定まらない段階だが、今月中にも支援者集会を開いた後、正式に出馬会見する見通し。

 共産党は新人の店橋世津子氏を擁立方針。店橋氏は「1区は野党が1人に絞れば、自民党と対等に戦える選挙区」と共闘の重要性を強調する。

 2区は自民現職の井野俊郎氏、比例北関東から転じる立民現職の堀越啓仁氏、前回は希望の党から出馬した元職の石関貴史氏が立候補を予定する。

 3区は自民現職の笹川博義氏、前回は比例復活の立民現職、長谷川嘉一氏が前回に続き争う公算が大きい。

 4区は自民現職の福田達夫氏に、立民新人の角倉邦良氏、共産新人の萩原貞夫氏が挑む構図になりそう。

 5区はこれまでほぼ毎回擁立してきた社民党県連合が擁立を見合わせ、自民現職の小渕優子氏と共産新人の伊藤達也氏の一騎打ちとなる可能性が高まっている。(まとめ 西山健太郎)

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