6月の群馬県内倒産は13件 2桁は1年2カ月ぶり 中小がコロナで息切れ
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 東京商工リサーチ前橋支店は2日、6月の企業倒産整理状況を発表した。同月の倒産件数(負債総額1千万円以上)は前年同月比4件増の13件で、負債総額は5.2倍の73億6400万円だった。件数が2桁になるのは1年2カ月ぶりで、負債総額も3年4カ月ぶりに70億円を超えた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う国や県などの資金繰り支援で倒産は抑えられてきたが、同支店は「中小企業は疲弊しており、夏以降に倒産が増勢に転じる可能性は高い」としている。

 コロナ禍の長期化により事業環境が改善しないまま、融資の返済が本格化する。資金繰りにめどが付かない企業も今後増えるとみられ、息切れ倒産が懸念される。産業別では、製造業が5件、卸売業とサービス業などが各3件、農・林・漁・鉱業と運輸業が各1件だった。

 倒産原因は「販売不振」が7件、「既住のシワ寄せ(赤字累積)」が3件、「他社倒産の余波(連鎖倒産)」「信用性低下」「その他(偶発的原因)」が各1件となった。このうち7件が業歴30年以上で、新型コロナ関連の倒産は7件だった。
(井部友太)

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