大規模盛り土の緊急点検 熱海市の土石流被害受け群馬県
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 静岡県熱海市の土石流被害を受け、群馬県は8日までに、谷や傾斜地に整備された「大規模盛り土造成地」のうち、土砂災害警戒区域と重なるなど注意が必要な箇所を9市町で24カ所確認し、現地での緊急点検を始めた。月内にも点検を終え、土砂災害への対策が必要か見極める。

 県によると、盛り土面積3000平方メートル以上などの条件に該当する大規模盛り土造成地は県内15市町村に132カ所ある。一方、県内で土石流や地滑りの危険がある土砂災害警戒区域は9千カ所余りある。132カ所の造成地のうち、警戒区域と重なっていたり、隣接したりしている箇所を点検の対象とした。

 今回点検する24カ所は、長野原町5カ所、太田市4カ所、高崎、桐生、渋川の3市が各3カ所、前橋市と中之条町が各2カ所、沼田市と東吾妻町が各1カ所。7日から調査を始め、崩壊の危険性の有無や土砂が洗い流されていないかなどを調べている。

 点検の結果は今月中にも取りまとめ、必要に応じて対策を検討する。熱海市の災害発生後、県内では高崎市や渋川市なども独自に危険箇所の点検に着手。県はこうした市町村とも情報を共有したいとしている。

 熱海市の現場では、土石流の起点付近に大量の盛り土があり、流出した。
(山田祐二)

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