巣ごもり観戦に照準 コロナ下の五輪商戦
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
テレビ観戦を呼び掛ける掲示が並ぶ売り場=21日、ビックカメラ高崎東口店

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中での東京五輪・パラリンピックを見据え、群馬県内の小売店や食品メーカーが、自宅で観戦する消費者を狙った「巣ごもり」商戦を展開している。夏休みで個人消費の拡大も期待されることから、自宅での観戦を盛り上げる家電製品やテークアウト商品などを売り込む。

 自宅で家族と食事を楽しみながらスポーツを観戦してもらおうと、スーパーのベイシア(前橋市)は「応援には○○が必要だ!」と銘打ち、焼き肉やすし、ビールなどを売り出す。同時に「応援」にまつわるエピソードを募集し商品券を贈るキャンペーンも実施し、盛り上げている。

 回転ずし店を運営するいちもん(伊勢崎市)はテークアウト用に五輪にちなんだ5色の押しずしや、金メダルをイメージして金皿に盛り付けたちらしずしを開発。23日~8月8日に限定販売する。

 家飲み需要を取り込む準備も進んでいる。千代田町に主要生産拠点があるサントリービール(東京都)は7、8月の缶ビールの生産量を前年同期より2割増やす。近年の健康志向で伸びているノンアルコールビールも1割増産する。

 自宅観戦に欠かせないテレビも好調だ。家電量販店のビックカメラ高崎東口店は、テレビ売り場に「自宅でその瞬間を!」「大画面で感動の最前線へ」といったポップを掲示。売り場担当者によると、テレビの売り上げは前年同期比で10%増加し、週末だけで10台以上売り上げたことも。売れ筋は60型といった大型テレビで、残像が出にくい高性能モデルが人気だという。

 塚越大輔店長代理は「外出控えの影響で自宅に高品質のものを置きたいという人が多い。液晶より映りがきれいで、スポーツ観戦に強い有機ELテレビも人気」と歓迎する。

 大型商業施設のスマーク伊勢崎(伊勢崎市)は2階通路にスポーツグッズの特設展示を設けた。自宅観戦用のプロジェクターや「JAPAN」とデザインされた雑貨品、運動靴などを並べる。
(まとめ 大森未穂菜)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事