《新型コロナ》山本知事「第5波」 群馬県内で新規35人 太田で集中検査
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 新型コロナウイルス感染症で、群馬県と前橋、高崎両市は21日、新たに10歳未満~60代の男女35人の陽性が判明したと発表した。発表人数が30人を超えるのは5月29日以来。山本一太知事は21日の記者会見で「第5波に見舞われていると言っていい」との認識を示した。最近、太田市内の飲食店従業員の陽性者が散見されることから、県は同市内の繁華街にある接待を伴う飲食店約120店を対象に、集中的なPCR検査を実施する方針。

 県内での感染確認は、再陽性も含め累計8200人(うち155人死亡)となった。デルタ株(インドで確認された変異株)が含まれるL452R変異株について、県は30代の男性1人から新たに検出されたことも公表。県内での確認は58人となった。

 東京都や埼玉県での感染拡大を踏まえ、山本知事は「東京の状況を考えると、県内の新規陽性者を1桁に抑えるのは難しい」と指摘。マスクの着用に加え、大人数・長時間の会食を控えたり、テレワークを活用したりするといった基本的な感染対策の徹底を改めて呼び掛けた。

 1週間ごとの新規陽性者を見ると、1~7日は24人、8~14日は46人だったが、15~21日は94人に急増した。太田市が増加傾向にあり、21日に発表された35人のうち、同市の住民が半数の17人を占めた。

 新型コロナウイルスワクチンに関し、県は同日までの1週間の新規陽性者94人のうち、83人が未接種だったことも説明。1回目の接種をしていた人は9人、残る2人は2回目を完了していた。県は接種が発症予防や重症化リスクの低減に有効とし、確実に2回の接種を受けることが必要だとしている。(山田祐二)

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