除草剤散布、効率的に 幅自在、作物へ飛散防ぐ ロブストスが農機具開発
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作物への飛散を防ぎつつ、幅を変えながら散布できるアジャスタブルスプレーヤ

 農機具の特注加工を手掛けるロブストス(群馬県太田市大原町、高垣達郎社長)は、液体肥料や除草剤を効率的に散布できる器具を開発した。散布用ノズルが付いた押し車のような構造で、散布の幅を歩きながら変えることができ、一定ではない畑道の幅に合わせて散布できる。主流の手持ちタイプの散布器具よりも、作物への飛散を防ぎながら的確な範囲にまくことができ、生産性の向上につながる。

 名前は「アジャスタブルスプレーヤ」。液体肥料や農薬を人が背負い、ホースで器具とつなぐと2カ所のノズルから散布できる。ノズルの周囲には飛散を防ぐビニール幕が張ってあり、周辺の作物に薬液などが付着することを防ぐ。歩きながら左右の持ち手の幅を変えることで、散布幅を自在に変えられる。

 器具はビニールハウス資材を活用して作った。シンプルな設計ながら可変性があり、左右の持ち手の高さや角度を調整すれば、段差がある道や斜面でも使える。いずれの調整にも工具は必要ない。身近なビニールハウス資材を使うことで、利用者自身で修理したり、調整しやすくしたりする利点がある。

 アジャスタブルスプレーヤは初めて直販する製品で、発表から2カ月足らずのうちに県内外の農家から注文が相次いでいる。もともとネギの栽培を念頭に開発したが、トウモロコシやキュウリ、サツマイモなどの畑でも活用され、畑の形状が異なるさまざまな作物で実績がある。(大森未穂菜)

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