現新が初の一騎打ち 渋川市長選告示 市政評価やコロナ論戦
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 任期満了に伴う群馬県渋川市長選は22日告示され、いずれも無所属で、新人の元市議(前市議会議長)、田辺寛治氏(69)=渋川=と、再選を目指す現職の高木勉氏(69)=横堀=の2人が立候補を届け出た。2006年の合併以降、市長選は三つどもえの争いが続いてきたが、今回初めて保守系候補同士の一騎打ちとなった。市政の継続か、刷新かをめぐる激しい論戦が始まった。投開票日は29日。

 3月に市議が辞職したことに伴う市議補選(欠員1)も同日程で行われ、共に無所属で、元職と新人の計2人が出馬した。

 市長選に大きな争点はないものの、高木市政1期4年の評価や、深刻な状況が続く新型コロナウイルス対策、人口減少、高齢化、地域経済活性化といった市政課題への対応が焦点。両陣営は支持拡大を狙い、それぞれの政策を訴えている。

 田辺氏は企業、団体といった組織に頼らず、草の根の活動で支援を広げていく構え。コロナ下の選挙とあって接触の機会を減らすため、印刷物を豊富に用意した。若年層に声を届けるため、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用する。

 「高木市政のままでは将来が危ぶまれる」と刷新を主張。政策に掲げる「市内各地区が独自に魅力を磨くまちづくり」「市民と協働する仕組みづくり」の大切さを訴える。

 高木氏は前回選挙の4年前に9支部だった後援会を市内くまなく張り巡らせ65支部に拡大。商工業者や農業者の団体などから推薦を取り付けた。会員制投稿サイト(SNS)も活用、若年層の取り込みを図る。

 新型コロナ対応でのワクチン接種や事業者支援、保育料完全無料化実現など、1期4年の実績を強調。性別や年齢などにかかわらず、誰もが自分らしく暮らせる「共生社会」の実現を訴える。
 期日前投票は23~28日、市役所本庁舎と各行政センターで行われる。21日現在の選挙人名簿登録者数は6万5065人(男3万1748人、女3万3317人)。(奥木秀幸)

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