吉岡の風力発電 老朽化で廃止 小型施設で検証継続 県企業局
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新年度に廃止される吉岡風力発電所

 群馬県内最大規模の風力発電施設、吉岡風力発電所(吉岡町漆原)について、運営する県企業局が2018年度での廃止を決めたことが9日分かった。設備が老朽化し、維持管理費が増えていることなどが要因。関連議案を同日、県議会議会運営委員会に示した。敷地内に小型の施設を建設中で、風力発電の普及に向けた検証は続ける。

◎交換部品の在庫減、メーカー保証終了…

 18年度上半期で発電を終了し、18年度中に施設の撤去を終える方針。建設から20年近くが経過して交換できる部品の在庫が少なく、メーカーの保証も終わることから事業廃止を決めた。

 企業局は敷地内で出力3.2キロワットの小型風力発電設備を建設している。高さ14メートル、直径4.4メートルの羽根があり、弱い風でも発電できる効率の良さが特徴。18年度以降、採算性や普及の可能性を探る。

 吉岡風力発電所は1999年、内陸部での風力発電の可能性の検証や啓発を目的に、企業局が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と協力して設置。高さ41.5メートル、直径30メートルの羽根が取り付けられ、最大出力は300キロワット。一般家庭100軒分の電力を生み出すが、夏場に風が弱く、発電量が安定しなかった。

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