小渕優子氏は岸田氏を支持 自民党総裁選
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小渕優子議員
 

 4人が立候補した自民党総裁選について、小渕優子衆院議員(群馬5区)は18日、群馬県富岡市で開かれた自身の後援会の会合後、上毛新聞の取材に応じ、岸田文雄前政調会長を支持することを明らかにした。

 小渕氏は理由について、岸田氏が唯一、派閥の代表として立候補したことに触れ、「派閥をまとめてきた実績があり、安定感のあるリーダーになっていただける」と説明した。岸田氏が政調会長だった時に政調会長代理を務めたつながりもあり、「財政再建のような耳の痛い課題にも向き合っていた。いろんな声に耳を傾けていただける候補者だ」とした。

 支持者にも同日、方針を説明した。

 小渕氏のほかに、群馬県関係国会議員ではこれまでに、井野俊郎衆院議員(群馬2区)が河野太郎行政改革担当相、上野宏史衆院議員(比例南関東)と中曽根弘文参院議員(群馬選挙区)が高市早苗前総務相、清水真人参院議員(同)が野田聖子幹事長代行をそれぞれ支持する意向を示している。(関坂典生)

◎河野氏支持 最多48% 岸田、高市両氏が追う展開 自民総裁選で党員・党友 共同通信調査

 共同通信社は17、18両日、自民党総裁選について電話で調査し、全国の党員・党友の支持動向を探った。投票資格があると答えた党員・党友の回答を集計したところ、新総裁にふさわしいとしたのは、河野太郎行政改革担当相が最多で48.6%を占めた。岸田文雄前政調会長が18.5%、高市早苗前総務相が15.7%で追う展開となっている。野田聖子幹事長代行は3.3%だった。

 総裁選の仕組みに沿って換算すると、党員・党友による地方票382票のうち河野氏は210票を超えた。一方で国会議員の支持動向を取材したところ、岸田氏が2割超を固めている。河野、高市両氏がこれに迫り、野田氏は1割に達していない。党員調査との違いが浮かんだ。選挙戦は序盤のため、29日の投開票までに情勢は変わる可能性がある。

 自民党総裁選は、国会議員票と同数の地方票の合計で争う。地方票は党員・党友の投票を全国集計し、得票割合に応じてドント方式で配分する仕組み。調査で「まだ決めていない・分からない」と答えた13.9%を除いて試算すると、岸田氏は80票前後、高市氏は70票前後を獲得する見込みだ。野田氏は10票程度となる。

 党員・党友への調査で次の首相に取り組みを期待する課題を聞いたところ、新型コロナウイルス対策が26.8%で最も多く、経済政策24.2%、外交・安全保障19.4%と続いた。

 候補別に期待する政策課題の割合を分析すると、河野氏に対しては新型コロナ対策が最も高く32.2%だった。岸田氏は経済政策の割合が32.1%で最も高く、高市氏については外交・安全保障が48.4%と最高。野田氏は新型コロナ対策が最も高い32.4%だった。

 菅内閣の新型コロナ対策への評価については、「全く評価しない」と「あまり評価しない」の回答が合わせて25.5%だった。「評価する」は「大いに」「ある程度」が計71.8%あった。

 投票資格がある党員・党友と答えた1028人から回答を得た。

 竹下亘元復興相の死去に伴い、議員票は1減の382票となる。地方票と合わせた764票での争いに変わる。

 自民総裁選の党員・党友票 自民党員・党友による総裁選への投票。「地方票」とも呼ばれる。国会議員票と同数(今回382票)と規定され、各候補の得票はドント方式で比例配分する。選挙人は16日時点で計110万4000人。投票は郵送などで実施され、締め切りは28日。都道府県連が開票し、29日に党本部で一括集計される。結果発表は議員票と同じタイミングとなる。党員・党友票は従来300票に固定されていたが、2014年に国会議員と同数に改められた。

 ▽調査の方法=全国の有権者を対象に17、18両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で、固定電話を対象に自動音声応答通話(オートコール)により実施した。「自民党員・党友」と答えた1028人(男性506人、女性522人)の回答を集計した。

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