交通弱者 歩かず生活便利に 桐生でネットワーク実証実験
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 高齢者ら交通弱者ができるだけ歩かずに生活できる仕組みの構築に向け、自動車部品メーカーのミツバと群馬大、群馬県桐生市は28日、自動運転バスや小型移動機器「パーソナルモビリティ」などを組み合わせた交通ネットワークの実装研究を4月から始めると発表した。住民参加型の実証実験を年内に行い、交通に関する地域住民の需要や、求められる小型移動機器の性能などを調べる。

◎住民参加 意見吸い上げ実用化目指す
 鉄道駅や商業施設、病院などを経由する自動運転バスを運行し、高齢者らが自宅や自宅近くのステーションに止めてある小型移動機器に乗ってバス停や目的地に移動する交通ネットワークを構想している。自動運転タクシーの導入も検討する。

 実証実験の対象地域はこれから選定し、詳細な内容や期間は関係者で協議して決める。小型移動機器のモーターや安全性能、自動運転バスが雨天時に必要なセンサーなど補完機器を検証するほか、小型移動機器を個人所有にするかグループで共有するか、利用者の負担をどうするかなどについて、実験参加者の意見を踏まえて検討する。

 自動運転技術のレベルは、限定された地域やルート内で全ての操作をシステムが担う「4」を目指す。群馬大は既に、前橋市で自動運転の路線バスの実用化に向けた取り組みを進めている。

 同大次世代モビリティ社会実装研究センターの小木津武樹副センター長は「自動運転バスが幹で、パーソナルモビリティが枝葉になる」と説明。小型移動機器の開発を担当するミツバの担当者は「より快適なものを開発したい」と意気込んだ。市は「生活に必要な施設が身近になるように、交通ネットワークを形にしたい」としている。

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