草津に漫画図書館新設へ ゆかりの14人の作品収蔵 地蔵の湯周辺
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展望広場のイメージ図(草津町提供)

 「裏草津の創造」と銘打った共同浴場「地蔵の湯」の周辺開発で、群馬県草津町は25日、ちばてつや氏や故・赤塚不二夫氏など町にゆかりのある漫画家の作品を多数そろえた図書館を新設することを明らかにした。湯治文化を紹介する書籍も並べ、観光客に草津温泉の魅力を発信する拠点にする。

◎温泉文化伝える書籍も紹介

 建設予定地は、地蔵の湯の北側の空き地。内部が吹き抜け構造の2階建てにする予定で、建築面積など詳細は今後詰める。館内に喫茶スペースを設けるほか、屋外でも読書を楽しめるようにする。

 ちば氏らのほか、清酒メーカー「黄桜」のCMキャラクターを描いた故・小島功氏、「アンクルトリス」の生みの親である故・柳原良平氏、「フクちゃん」の故・横山隆一氏など草津温泉を訪れた14人の漫画家の作品を収蔵する。江戸末期から明治初期にかけて始まった草津温泉独自の入浴法「時間湯」を写真や図で紹介する書籍も置く。

 草津温泉観光協会によると、14人は1980年6月、町の招待で草津を訪れ、旅の記念にと「草津 いい湯だな」のメッセージとともにイラストを寄せ書きした。寄せ書きは観光施設「熱乃湯」の2階に飾られている。

 図書館は、共同浴場の北側に造成する「展望広場」の中核施設に位置付けられている。広場にはこのほか、屋上が展望デッキになっていて、複数の飲食店が入居する施設を新設する計画。町は来年以降、図書館や飲食店を運営する民間事業者を公募する予定だ。

 町は草津温泉の表の顔である湯畑や西の河原公園の再整備に続いて、地蔵地区の開発を2018~21年度に4億円かけて実施する。展望広場の造成のほか、湯畑と地蔵の湯を結ぶ小道の整備や、湯畑を望む展望デッキの新設を計画。地蔵源泉を見学できるように改修する予定だ。企画創造課は「草津の文化を広めると同時に誘客の起爆剤となるように計画を進めていきたい」としている。

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