県内の新社会人 地元・Uターン9割 暮らしの充実重視の傾向
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 群馬経済研究所(前橋市本町)は、今春就職した新社会人を対象に、就職活動に関する意識調査を実施した。出身地と就職先との関係を尋ねたところ、地元就職が63.0%で最も高く、Uターン就職と合わせて約9割に上った。地元就職の理由として、約半数が「実家から通えるので金銭的に楽だから」と回答した。

 就職先の質問では、Uターン就職が26.7%、Iターン就職が6.8%、その他が3.5%だった。学歴別で見ると、地元就職は「短大等」が87.4%だったのに対し、「大学等」は46.2%と差が出た。ただ、大学等はUターン就職が40.2%を占め、同研究所は「地元志向が強い」と分析する。

 地元就職の理由(複数回答)については「実家から通えるので金銭的に楽だから」が52.8%と半数を超えた。「家族や友人が近くにいるから」と「地元への愛着があったから」がそれぞれ36.3%で続いた。一方、「希望の会社があったから」は26.4%にとどまり、同研究所は「仕事内容よりも暮らしの充実重視が強く出た」とみている。

 就職先を選ぶ際に重視した点(同)は「職場の雰囲気の良さ」が38.9%で最多。次いで「地元企業であること」が37.8%だった。「地元企業であること」は、大学等卒の47.8%が回答しており、高校卒と短大等卒の31.3%を大きく上回った。

 就職活動の総合評価を聞いたところ、「想定より楽だった」が19.9%、「順調だった」が40.5%で、合わせると6割を超えた。昨年の同じ質問で2項目の合計は56.6%だった。

 調査は4月上旬から中旬にかけて実施。県内や近県企業の新入社員を対象とした「ぐんぎん新入社員講習会」の参加者にアンケートを行い、456人が回答した。

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