アレルゲン使わない保存食 希望食品がアルファ化米カレー味開発
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アレルゲン不使用で、カレー風味のアルファ化米

 長期保存ができ、湯や水を注ぐだけで食べられるアルファ化米(乾燥米飯)を製造販売する群馬県の希望のぞみ食品(藤岡市上落合、青木次男社長)は、アレルギーのもととなるアレルゲンを使わないカレー風味の新商品「アルファ化米(カレーご飯)」を開発した。子どもを中心に食物アレルギー患者らが主な対象で、27日に発売する。災害時の備蓄用だけでなく、登山やキャンプなどのアウトドア、旅行での利用を見込んでいる。

 アルファ化米でカレー食味の従来品は、小麦や乳成分、肉などのアレルギー物質が含まれていた。同社は、主要27品目のアレルゲンを使わず、うま味を出せるように検討。タマネギや塩こうじ、ココナツミルク、シイタケなどで深みを出した。米は県産を使用している。価格は1袋(100グラム)330円(税別)。

 これまでに、ひじきや五目、わかめなど4種類の味付きご飯や、白飯、白がゆ、梅がゆの計7種類を販売している。幅広い味を提供することで、災害時における避難所でのストレス軽減や、アウトドアでの楽しみにつなげようと、子どもに人気のカレー味を加えた。

 同社は、障害者の働く場所をつくるため2012年6月に設立された。青木社長は東日本大震災をきっかけにアルファ化米を研究、開発してきた。今回も、隣接する施設の精神障害者が施設外就労で携わっている。

 同社は「食物アレルギーは若年層を中心に増加傾向にあり、アレルゲンフリーの製品は今後も広く求められる。アルファ化米で多くの人の日常が少しでも便利になり、食の安心の一助になればいい」としている。

 アルファ化米(カレーご飯)などは同社のインターネット通販のほか、ららん藤岡などの店舗でも順次販売予定。問い合わせは同社(電話0274-25-8181)へ。

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