乳児預かりや個別相談 産後うつ防止で県助産師会  
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 母親の産後うつを防ぐため、群馬県助産師会(鈴木せい子会長)は乳児の一時預かりや個別相談などに応じるサービスに乗り出した。慣れない育児を1人で抱え込む母親の不安を解消する。「助産師と話せて安心した」「気分転換できた」と利用者には好評な一方、会場が少なく、妊産婦への周知も十分でないのが現状で、行政との連携が課題だ。

 同会が始めたのは「ママもたまにはリフレッシュ」事業。妊婦と産後6カ月までの母子が対象で、(1)乳児を助産師に預けて休息する「休養」(2)自身の時間に充てる「外出」(3)助産師に相談できる「個別相談」が軸となる。要望に応じて随時対応し、いずれも無料だ。

 慣れない育児で精神的に不安定になったり、核家族化で身近に相談できる人がいないなど、産後うつの要因を取り除き、自殺を防ぐため、昨年9月から県の補助を受けて事業を試行。桐生、伊勢崎、太田3市の助産院などで昨年11月から今年2月までに妊婦や母子91組171人が利用し、おおむね好評だった。

 需要があると判断した同会は、今年5月に事業を本格スタートし、5~7月は約30組60人が利用した。
 一方、常設で対応できるのはこの3カ所のみで、「遠くて行けない」との声もあるため、公共施設を利用するなど会場を増やす必要があるという。周知でも、母子手帳の交付や出生届時にチラシを渡すのが最も効率的で、行政との連携が鍵になりそうだ。

 鈴木会長は「大変さを一人で抱え込まず、気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。

 事業は他にも、21日に太田市の県助産師会事務所(鈴木助産院)で育児に関する情報交換会、27日に桐生市の阿部母乳育児相談室でアロマトリートメントなどでリラックスするイベントを開催する。問い合わせ、申し込みは事務局(電話0276-37-5198)かメール(s.mide@jeans.ocn.ne.jp)へ。

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