空調を解体し再利用 7都県の学校や企業で回収へ 東京冷機とナカダイ
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古い空調機器を示す吉田社長。業務用の場合、1トンを超える設備もある

 群馬県の前橋、太田両市に拠点を持つ空調システムの東京冷機工業(東京都文京区、吉田丈太朗社長)は、取引先の機器更新に伴い年4千台以上出る古い空調設備の有効活用に乗り出した。従来は産業廃棄物として処分していた。前橋市に支店がある産業廃棄物中間処理業のナカダイ(東京都品川区、中台正四社長)の技術を通じ、9割以上をリサイクルする。

 東京冷機の取引先は学校や企業、病院など関東7都県に約6千件に上る。耐用年数の経過などで入れ替えた古い設備は従来、各営業所ごとに最寄りの最終処分場に依頼して処分していた。

 ナカダイによると、東京冷機の営業所や工事現場から出た機器をナカダイと各地の協力会社が連携して回収し、解体して金属などを取り出して再利用する。再利用が難しいプラスチック部分もボイラー燃料などに活用できるという。

 伊勢崎市出身で前橋高OBの吉田社長が、2月に都内で開かれた同校京浜同窓会の異業種交流会に出席。同じく同校OBのナカダイの中台澄之常務がパネリストとして参加しており、連携の構想が持ち上がった。4月に先行して群馬、埼玉両県分を契約し、本年度内を目標に7都県分に広げる。

 吉田社長は「空調設備には希少金属も使われている。単純に捨てず再利用して環境負荷を低減したい」と狙いを説明する。

 ナカダイコンサルティング事業部の三上勇介部長は「会社全体の廃棄物リサイクル状況を一括してデータ管理するので、企業の社会的責任(CSR)の現状を目に見える形で示せる」としている。

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