温泉観光 AIでお薦め 今月から草津 ホテルや飲食350軒で導入
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 外国人観光客の誘客につなげようと、群馬県の草津温泉観光協会(中沢敬会長)は9月から、英語と中国語、韓国語での観光関連の質問に人工知能(AI)が自動応答するサービスを導入する。スマートフォンのアプリで無料利用でき、アクセス方法や希望条件にあった協会加盟施設を手軽に調べられる。

 導入するのはアクティバリューズ(東京)が開発したAIチャットボット「トーカッピ」。無料通信アプリ「LINE(ライン)」や「メッセンジャー」、中国で利用の多い「ウィーチャット」などで友達登録し、トークルームで質問すると、AIが日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のいずれかで回答する。協会ホームページでも利用できる。

 例えば「露天風呂があるホテル」と質問すると、協会加盟のホテルや旅館、飲食店など約350軒の中から、条件を満たす施設のホームページや地図を質問された言語で紹介する。

 協会によると、草津温泉の昨年の外国人宿泊数は台湾からを中心に約4万7000人で、宿泊客全体に占める割合は低い。

 今後の人口減少を見据えると、インバウンド(訪日外国人客)対策が喫緊の課題だが、協会職員で英語に堪能な人は少なく、英語以外の外国語には対応できないのが実情。人手不足が深刻な中で多言語対応が可能な人材を確保するより、24時間対応可能なAIが効果的と判断した。質問を蓄積したり、旅行後に感想を尋ねたりすることで、マーケティングやサービス向上にも活用できる。

 協会や加盟店は友達登録用のQRコードを店頭などに掲示してサービスの利用を促す。中沢会長は「海外では活用が進んでいるが、日本では大きな空港や駅、一部のホテルなどに限られている。いち早く取り入れて案内機能を充実させたい」と話している。

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