303事業場で違反 長時間労働の監督指導 17年度群馬労働局
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 群馬労働局は31日、長時間労働が疑われる406事業場に対して実施した2017年度の監督指導結果を公表した。303事業場(74.6%)で労働基準関係法令違反を確認し、このうち182事業場(44.8%)で違法な時間外労働があった。5事業場は時間外・休日労働が月200時間を超えた労働者がいた。

 5事業場の内訳は、製造業と運輸業がそれぞれ2事業場、旅館業が1事業場。時間外・休日労働が月150時間を超えたのは21事業場、100時間超は110事業場だった。法令違反のあった事業場に対し是正勧告書を交付した。

 1人でも該当があれば勧告対象となるが、全従業員数の約5分の1が100時間を超える時間外労働をしていた事業場もあった。

 労働時間の自己申告制を採用している事業場で、申告が適正に行われているか疑わしいのにもかかわらず調査を実施していないなど、労働時間の把握方法が不適正だったのは49事業場だった。

 労働局労働基準部の藤中基之部長は「背景には、慢性的な人材不足があるのではないか」と分析している。

 監督指導は、従業員の家族らの相談などから法令違反が疑われる事業場について実施している。

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