自民総裁選 安倍首相が3選 群馬県内は議員票と地方票でねじれ
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 20日開票された自民党総裁選で、群馬県連所属国会議員10人のうち県連会長の山本一太参院議員ら8人が安倍晋三首相に、小渕優子衆院議員が石破茂元幹事長に投票した。笹川博義衆院議員は投票先を明らかにしなかった。一方、前橋市の県政会館で同日開票された党員・党友による本県の地方票は石破氏が安倍氏を上回り、ねじれが生じた。

 山本氏は安倍氏の3選について「本当によかった。これから総裁の下で一致協力してやっていく」と歓迎。告示日に態度を明言しなかった井野俊郎衆院議員は「石破氏の描く日本の将来像が見えなかった」と投票理由を説明した。

 群馬県地方票は石破氏7847票、安倍氏6802票、無効投票29票だった。投票率は62.55%で2012年9月の前回を3.78ポイント上回った。山本氏は地方票については「競り負けたのは残念だが、党員の民意を反映した結果。今後の政権運営に生かしてほしい」とした。

 小渕氏は「民意をしっかりと受け止め、今後は安倍総裁のもと、一致団結して山積する課題に取り組んでまいりたい」とのコメントを出した。

◎県内野党が対決姿勢

 自民党総裁選での安倍晋三首相の連続3選を受け、県内の野党各党は安倍政権への対決姿勢を強調した。

 立憲民主党県連合会長の長谷川嘉一衆院議員は「予想された結果だが、憲法改正もアベノミクスも安倍政権の姿勢には問題がありすぎる。これまで通り退陣を求めるスタンスでやっていく」と述べた。

 国民民主党県総支部連合会の黒沢孝行会長は県内の党員・党友票で石破氏が上回ったことに着目。「自民党支持者でも森友、加計学園問題など安倍政権に対する不満があることが表れた。野党としてしっかりそこを追及しなければ」と気を引き締めた。

 共産党県委員会の小菅啓司委員長は「改憲し戦争できる国に突き進もうとするだろうが、正面から立ち向かう」、社民党県連合の小林人志代表は「政権を降りてもらうために従来の運動を続ける」と受け止めた。

 一方、連立与党を組む公明党の福重隆浩県本部代表は「国民の望む優先順位の高い経済再生や子育て政策を実現、実行してもらいたい。災害が頻発する中、地方と連携し国民が安心して暮らせるよう取り組んでもらいたい」とコメントした。

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