国道292号バイパス 新設向けて期成同盟 北回りで噴火規制避け
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整備を目指す国道292号バイパス案の地図

 草津白根山の白根山、本白根山の噴火警戒レベルによって志賀草津道路(国道292号)の一部区間の通行が規制されることを受け、群馬県吾妻郡の6町村が国道292号バイパスの整備を目指し、建設促進期成同盟会を設立することが27日、分かった。火山活動による通行規制の対象区域外にバイパスを通すことは誘客に好影響があるとみて、関係機関に整備促進を要望する。

◎険しい山岳地帯を経由 県や地元 反応さまざま

 バイパスは中之条町入山の熊倉地区と長野県境の渋峠をつなぐ直線距離で5.8キロのルート。湯釜火口から半径2キロの範囲を外れている。10月に設立総会を開く。

 発起人代表の県議、萩原渉氏(自民)が同日の県議会一般質問で、期成同盟に対する県の支援について質問。中島聡県土整備部長は、建設予定地周辺は険しい山岳地帯で多額の事業費が想定されることや、自然環境への影響、除雪など維持管理の面で課題があると指摘し、「建設に当たっての課題の整理を進めたい」と述べた。

 地元の反応はさまざまだ。中之条町の担当者は「建設は難しい面もあるが、チャツボミゴケ公園への誘客が期待できるなど六合地域の観光にとって大きなプラスになる」と歓迎する。

 草津町の担当者は、火山によって通行が左右される状況が改善されるものの「湯釜や温泉街の近くを通らないため観光客が通り過ぎることも想定される」と指摘。志賀草津道路からの絶景を目当てに訪れる観光客も多いことから、「噴石を防ぐシェルターの設置や規制範囲の見直しを含め、既存の国道を長い期間通行できるようにするにはどうしたら良いか考えている」と話した。

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