高崎中心街 通行量3割増 オーパ開業 背景 一方で減少地点も
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 中心市街地の通行量について、群馬県高崎市は2日までに、2年前から3割増えたとの調査結果(速報値)をまとめた。昨年10月に大型商業施設「高崎オーパ」が開業するなど、高崎駅周辺の集客力の高まりが背景にあるとみられる。ただ、駅から離れた商店街を中心に減少した地点が目立ち、波及効果が限定的であることをうかがわせた。

 10月28日午前10時~午後8時に駅西口側を中心とする42カ所の調査地点で、自転車や徒歩で通行した人を数えた。合計は28万1712人で、16年度の前回調査比33%増だった。隔年実施の調査で、増加は3回連続。18年度は12年度の約1.8倍になった。

 調査地点別で最も多かったのは駅西側コンコースで約5万人。駅近くを中心に26カ所で前回を上回り、オーパ前は約2万7000人と約13倍に急増した。オーパ周辺でも2~3倍に増えた地点が目立った。

 一方、慈光通りや駅から離れた商店街を中心に16カ所で前回を下回った。大幅に減少したのはウエストワンビルにつながる駅西口ペデストリアンデッキで42%減。オーパなどにつながるデッキが完成し、人の流れが変わったためとみられる。他の地点の減少率は20%未満だった。

 駅周辺では高崎オーパのほか、17年4月に高崎アリーナが開館。Gメッセ群馬や高崎芸術劇場、タワーマンションなどの整備も進む。市は新施設の集客力をまちなかに波及させようと、店舗改装費用の一部助成やデッキの延伸といった事業を展開中だ。

 富岡賢治市長は「官民で知恵を出し合えば人は戻ってくる。路地の隅々まで誘導するための方策を実行していきたい」と話している。

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