下仁田と冊子で絆 町の魅力住民有志が編集
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「冊子を通じて下仁田の今を届けたい」と話すおてんま編集部

 下仁田町にふるさと納税をした人や、独自の奨学金「ねぎとこんにゃく下仁田奨学金制度」を利用した高校生、大学生に町の魅力を紹介する冊子を贈り、町とのつながりを深めてもらおうと、住民や地域おこし協力隊、移住者らが「おてんま編集部」を立ち上げた。今月下旬の創刊号発行に向け、仕上げの作業に熱を入れている。

 「おてんま」とは「みんなのためになることをみんなでする」という意味の方言で、同町や長野県内などで使われるという。町地域創生課が住民に声を掛け、昨年9月に結成。20~50代の男女10人が月1回、編集会議を開き、町内を取材、撮影して回る。

 「読者に下仁田マニアになってほしい」「毎号、住民を取り上げよう」。昨年12月下旬、町役場で開かれた会議には仕事帰りのメンバーが集まり、積極的に意見を出し合った。住民にスポットを当てながら、魅力的な場所を紹介し、町の雰囲気を伝えていくのが編集方針だ。

 創刊号はA5サイズ8ページで、中心街の昔懐かしい街並みの写真や、町特産の下仁田ネギを栽培する農家の紹介、下仁田ネギを使った料理のレシピ、地域おこし協力隊のリポートなどが並ぶ。

 メンバーの1人で昨春、都内から家族で移住した台湾出身の女性、チョウ・ジーインさん(38)は「コンパクトにまとまっていて、自然豊かなすてきな場所。頑張っている人もたくさんいる。魅力を発信したい」と張り切る。同課の小金沢千穂さん(40)は「学校を卒業して町外へ出ると、町とつながるものがなくなってしまう。離れていてもふるさとを気に掛けてもらえるようなきっかけを作りたかった」と趣旨を説明する。

 町予算と県の補助事業「地域振興調整費」を活用して作る。本年度は1月号と3月号を2千部ずつ発行し、新年度は計3回の発行を予定している。ふるさと納税や奨学金利用者のほか、都内で開かれる移住相談会などでも無料配布する。

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