「第二の古里のために」野沢雅子さんが声で交通安全や詐欺防止PR FM OZE
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東京都内のスタジオで収録に臨む野沢雅子さん=昨年12月

 特殊詐欺や交通事故の防止、確定申告の周知を強化するため、群馬県の沼田税務署と沼田署は14日、ラジオ広報を制作し、沼田女子高出身で声優の野沢雅子さんをメッセージ発信役に起用したと発表した。沼田市のコミュニティーFM局「FM OZE」で16日から放送する。全国的な知名度を誇るアニメ界のスーパースターを起用することで、広報効果を高める。4月15日まで。

 メッセージは、野沢さんがこれまで演じたキャラクター風の声で、還付金詐欺への注意、安全運転を呼び掛けるとともに、確定申告の相談の日時などを伝える。3パターンを用意し、1カ月単位で変更。正午ごろと午後6時半ごろの1日2回放送する。

 野沢さんは東京生まれ。父で日本画家の野沢蓼洲(りょうしゅう)が尾瀬の作品を描いて利根沼田地域に愛着を持ったのをきっかけに、戦中の1944年に空襲を避けるため一家で沼田市に移住。小学3年から高校卒業まで市内で暮らした。

 声優としては「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空、悟飯、悟天の3役のほか、「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズで鬼太郎(第1、2期)と目玉おやじ(第6期)を担当した。「銀河鉄道999」の星野鉄郎、「ど根性ガエル」のひろし役を務めるなど数多くの代表作がある。

 企画した同税務署の森谷義光署長は「野沢さんの協力で広報の効果が高まる」と期待する。出演料なしで快諾した野沢さんは「第二の古里の利根沼田で、お年寄りが詐欺で被害に遭っているのは心苦しい。何かできることがあればやりたかった」と話していたという。「FM OZE」も広告料なしで放送する。

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