「新時代の時代劇に」映画 「サムライマラソン」 安中「安政遠足」が題材
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イベントで記念撮影するバーナード・ローズ監督(右端)と出演者

 日本のマラソンの発祥とされる、群馬県安中市の「安政遠足とおあし」を題材にした「サムライマラソン」の完成披露イベントが21日、都内で開かれた。主演の佐藤健さんらが「新時代における時代劇の形を提案できた」などとPRし、2月22日に全国公開される映画への来場を呼び掛けた。

◎佐藤健さんら完成披露

 メガホンを取った英国のバーナード・ローズ監督や、幕府の密偵として安中藩に潜入している忍び役の佐藤さん、藩主の娘役の小松菜奈さん、藩重役の息子役の森山未来さんら出演者が登壇し、撮影の裏話を披露した。テストなしで本番に挑んだ撮影がほとんどだったことや、1カ月練習した殺陣の場面が急きょなくなったことなど、通常の時代劇とは異なったアプローチで製作したことを明かした。

 老侍役の竹中直人さんは劇中に登場する「ナンバ走り」をコミカルに披露し、会場を沸かせた。最後に全員でレッドカーペットを歩き、握手やサインを求めるファンに応じた。

 「安政遠足」は1855(安政2)年、安中藩主の板倉勝明が鍛錬のため、藩士を長野県境の熊野神社まで走らせたという史実で、「日本最古のマラソン」とされる。安中では故事にならったマラソン大会が毎年5月に開かれており、多くの仮装ランナーでにぎわっている。

 映画は作家、土橋章宏さんの小説「幕末まらそん侍」が原作。遠足で藩士が不在となった城に、幕府から藩主の暗殺を狙う刺客が送り込まれるストーリー。「ラストエンペラー」でアカデミー賞を受賞したジェレミー・トーマスさんがプロデュースし、世界で活躍するスタッフが集結した。

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