スマホ、携帯 ながら運転 事故直結 県警が取り締まり強化
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ながら運転の罰則

 スマートフォンや携帯電話を使いながら車を運転する「ながら運転」で、群馬県警が2018年に道交法違反容疑で摘発した件数は、2万3468件だったことが21日、県警のまとめで分かった。ながら運転は事故に直結するとして、警察庁が懲役刑を設ける同法の改正試案を示すなど、罰則強化の動きがある。県内でも過去に死亡事故につながった例もあり、県警は事故防止に向けて取り締まりに力を入れる。

◎メールやゲーム注視で昨年31件

 交通企画課によると、過去10年の摘発件数は11年の3万1781件をピークに一時減少し、15年から3年連続で増加していた。18年は前年より547件減少した。

 一方、18年のスマホや携帯電話を使用中の人身事故は44件あり、55人がけがを負った。死者はいなかった。使用形態別では、メールやゲームなどで画面を注視する「画像使用目的」が最多で31件を占めた。通話と、手に持たずに使うハンズフリーでもそれぞれ3件起きていた。

 運転中のスマホや携帯電話の使用は、前方から目を離したり注意がそれたりするとして、同課は「事故に直結する危険な違反。使用する場合は安全な場所に停車して」と呼び掛ける。その上で、ながら運転の指導、取り締まりを強化していくとしている。

 警察庁は昨年12月、道交法の改正試案を公表。運転中に携帯電話で通話したり、スマホを注視したりする違反「携帯電話使用等(保持)」は、現行の「5万円以下の罰金」から、懲役刑を加えて「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」とする。通話や注視によって交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」は、「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」に引き上げ、死傷事故を起こすと最長30日の免許仮停止の対象となる。

 ながら運転を巡っては、愛知県で16年、スマホ向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら運転していた男のトラックに小4男児がはねられ死亡した事故を機に、遺族などから罰則強化を求める声が上がっていた。

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