氷上ワカサギ釣り断念 榛名湖、全面結氷に至らず
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全面結氷せずワカサギ釣りが見送りになった榛名湖

 群馬県の榛名湖漁業協同組合などでつくる榛名湖利用安全協議会は30日、湖の結氷が十分でないとして、今季の氷上ワカサギ釣りの中止を決めた。昨年に続き2季連続の解禁が期待されていただけに、地元関係者は肩を落としている。

 漁協などによると、今冬は気温が下がらず、全面結氷に至らなかった。今後の天候を考慮しても、釣り客の安全確保に十分な結氷は見込めないと判断した。

 榛名湖漁業協同組合の野口正博組合長(70)は「安全を考え、中止を決定した。今季はワカサギの成育が順調だっただけに非常に残念だ。来季に期待したい」としている。

 湖畔で食堂兼土産店を営む横山光枝さん(87)は「冬場は釣り客が来ないと経営が非常に苦しく、本当に困っている。今年は氷が張らないので、ずっと気をもんでいた。なじみの客に中止を連絡しなくては…」と声を落とした。ホテルを経営する倉品万代さん(71)は「自然現象なので、仕方がない」とする一方、「客が来ないと売り上げが全くない。別のイベントを企画するのも難しく、商売を営む人は危機的状況だ」と話した。

 榛名湖の氷上釣りは2011年に実施して以来、氷の厚さが十分でないなどの理由で解禁の見送りが続いていたが、昨年は7年ぶりに復活し多くの太公望でにぎわった。

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