昨年の交通死亡事故 歩行者と自転車 7割違反
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 群馬県内で昨年1年間に発生した交通死亡事故を県警が分析したところ、車と衝突するなどして亡くなった歩行者と自転車利用者計24人のうち、7割に当たる17人に信号を守っていないなどの道交法違反があったことが分かった。交通ルールを守っていれば防げた事故もあるとして、県警は啓発に力を入れる。県警がこうした分析を行うのは初めて。

 交通企画課によると、違反が確認された歩行者と自転車利用者計17人のうち、最も多かったのは酩酊めいてい状態や何らかの事情で路上に寝そべっていたケースで5人。車の直前や直後の横断が3人、信号無視と安全不確認がそれぞれ2人だった。近くに横断歩道があるにもかかわらず、横断歩道ではない場所を渡っていてはねられた事故もあった。

 死亡事故は64件(死者64人)あり、うち「車と歩行者」が17件、「車と自転車」が5件だった。

 車と歩行者の事故は道路横断中が約6割、車と自転車の事故では出合い頭が8割を占めた。横断時の安全確認や自転車の一時停止などを徹底していれば、防げた事故も少なくないとみられるという。

 近年の交通事故死者は60人台で推移し、下げ止まり傾向にあるものの、昨年は発生件数と負傷者数がいずれも14年ぶりに増加した。事故そのものを減らすため、県警はドライバーだけでなく歩行者と自転車利用者も法令や交通ルールの順守を徹底する必要があるとみている。

 同課は「車の運転時以外でも法令や交通ルールの順守を心掛け、自分の身を守ってほしい」としている。分析をまとめたチラシを作成し、交通講話の受講者などに配るほか、データをホームページで公開している。

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