46年の活動に幕 前橋市少年野球連盟が解散 少子化でチーム数半減
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 前橋市内の少年野球チームが所属する前橋市少年野球連盟が解散することが9日、分かった。1973年に結成し、最盛期の80年代初めには約60チームが所属していたが、少子化や、習い事の多様化による「野球離れ」が進んでチームが半減。近年は保護者から活動への負担を指摘する声も上がっていた。16日の総会で46年の活動に幕を下ろす。

 野球の楽しさを広く伝えようと、少年野球関係者が市独自の団体として立ち上げた。リーグ戦のほか、市内外の強豪チームが戦う「若獅子杯」などの大会を開いてきた。連盟に所属するあるチームの監督は「(県野球連盟が主催する)県大会の予選で勝てないと、6年生の公式戦は6月に終わってしまう。試合経験を積める場を提供していた」と意義を説明する。

 一方で、近年は子どもの習い事が多様になり、他のスポーツの人気も高まるなどして、野球人口の減少に悩まされていた。所属チームは81年をピークに徐々に減り、現在は30チームほどになった。市の連盟に限らず、少年野球は野球離れに直面している。県野球連盟に所属する少年チームは50年ほど前には約400あったが、昨年末時点で237にまで落ち込んだ。

 こうした要因に加え、解散を話し合った会議では、所属チームの指導者から保護者の会費負担を理由に、解散に理解を示す意見が多く上がったという。

 市連盟の出口昭人会長(67)は「野球離れが進む現状を食い止めるためにも必要だという思いで続けてきたが、残念だ」と話した。

 連盟などによると、今後については若獅子杯などの大会を県野球連盟に引き継ぐ案も出され、両団体で調整が続いている。県野球連盟の高地康男理事長(70)は「野球人口を増やすために、今後の運営を考えていきたい」と述べた。

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