機銃掃射の跡残る伊勢崎の旧上武大橋 埼玉・深谷側で一部を保存
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弾痕とみられる傷が残る旧上武大橋。丸部分(左上に拡大写真)に機銃掃射の痕跡とみられる貫通穴がある(2018年5月2日付より)

 群馬県の伊勢崎市と埼玉県の深谷市の市民が中心となって保存を求めている旧上武大橋を巡って、橋を管理する埼玉県が8日までに、橋の一部を同県側で保存することを決めた。

◎骨組みと親柱を保存 説明板を設置へ

 保存場所は、老朽化によって架け替えられた新橋の同県側のたもとで、幅11メートル、奥行き3メートルほどの歩道脇の一角。旧橋の骨組みの一部と親柱を保存し、説明板を設置することを検討している。

 伊勢崎市境平塚と同県深谷市中瀬に架かる旧橋は、太平洋戦争時の米軍機の機銃掃射によるとみられる貫通穴がある。両市民でつくる「上武大橋を語り継ぐ会」が昨年12月、同県の熊谷県土整備事務所に要望書を提出するなどして保存活用を求めてきた。

 同会伊勢崎側の本田稔会長(74)は「戦争を後世に伝える貴重な資料。保存が決まりほっとしている」と話した。

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