3・11 忘れない アニメ上映や紙芝居 前橋でガールスカウト県連盟
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
紙芝居に見入る参加者

 東日本大震災の記憶を若者に引き継ごうと、ガールスカウト県連盟の中高生が16日、前橋市の県青少年会館で被災地の福島県浪江町を描いたアニメーション映画の上映会を開いた。震災から8年となるのを前に、会員約100人が被災地に思いをはせ、継続した支援へ決意を新たにした。

 映画は「浪江町消防団物語『無念』」。震災直後から救助活動をしていた消防団員が、東京電力福島第1原発事故により避難を余儀なくされ、救助が必要な人がいることを知りながら古里を離れた時の様子や心情を描いている。

 上映会には、被災者でもあり、同県いわき市で発達障がい児の支援活動をする田子島屋邦子さんと友人の松本美紀さんが招かれた。避難所での障害児ケアについて自作した紙芝居をガールスカウトの生徒らと披露した2人は、「私たちの経験から若い子が何かを吸収してくれているようでうれしい」などと語った。

 館林十小1年の川村向日葵さん(7)は「大変な時に困っている人がいたら助けたいと思った」と話した。

 復興を支援しようと同連盟の中高生が2011年6月に立ち上げた「エンジェリックスマイル」の実行委員会が上映会を企画した。実行委は昨年1月にいわき市を訪問し、市民と交流するなど活動を続けてきた。委員長で明和県央高2年の安田春音さん(17)は「小さな子も真剣に見てくれた。震災のことを代々、語り継いでいきたい」と話していた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事