BCG予防接種 0歳児2人に同じ管針使用 藤岡市が昨年4月
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 群馬県藤岡市が昨年4月、生後1年未満の子どもを対象に行った定期予防接種のBCG集団接種で、医師が誤って同じ管針を2人の0歳児に使用していたことが18日、分かった。市は保護者に謝罪。感染症の有無を調べるため、2人に血液検査を実施し、いずれも陰性だったという。

◎使用済みの数合わず発覚 血液検査の結果はともに陰性

 市によると、問題があったのは昨年4月10日に市保健センターで行った集団予防接種。市の委託を受けた藤岡多野医師会が担当し、30人が接種を受けた。医師が1人目に接種した後、管針を廃棄せず、そのまま2人目に使った。終了後、接種を受けた子どもの数と使用済みの管針の数が合わず、事態に気付いた。医師もミスを認めているという。

 市は2人に対し、国が定める感染症指針に基づき、血液を介して感染するB型肝炎やC型肝炎、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)など5種類の感染症の有無を確認する血液検査を実施。1人目に1回、2人目には潜伏期間を考慮して半年空けて計2回行った。

 問題を受け、市は藤岡保健福祉事務所、同医師会とともに調査委員会を開いて接種手順を見直し、マニュアルを変更した。予防接種の際、医師への管針の受け渡しや廃棄の確認を徹底しているという。新年度は個別接種に切り替える準備も進めている。

 市は「予防接種に従事するスタッフや医師に周知を徹底し、再発防止に努めている」としている。

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