古代の木製馬鍬 出土 県内初 幅1.5メートル、平安以前か 館林・陣谷遺跡
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ほぼ完全な形で出土した陣谷遺跡の馬鍬

 古代に水田を耕すために馬などの家畜が引いた木製の「馬鍬(まぐわ)」が、群馬県館林市楠町の陣谷遺跡でほぼ完全な形で見つかったことが19日までに、分かった。発掘した県埋蔵文化財調査事業団などによると、原形をとどめた状態で古代の馬鍬が発見されたのは県内初。1108年の浅間山噴火による火山灰層より下から出土しており、平安時代以前に使われたとみられる。古代の馬鍬の構造と水田耕作の方法を解明する上で貴重な発見と評価されている。

 陣谷遺跡は城沼に近く、馬鍬は1月下旬に地表から2メートル下の粘土層から見つかった。幅1.5メートルで、長さ約45センチの木製の歯が12本装着され、ほかに1本が欠けた状態で近くから見つかった。家畜と馬鍬をつなぐひもを結ぶ引き棒を装着した二つの穴や、人が操作するための柄も残っていた。

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