女性初の陸上自衛隊東部方面隊 最先任に高山の斉木さん就任
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「高山村には感謝しかない」と群馬県への思いを話す斉木さん

 群馬県など11都県を管轄する陸上自衛隊東部方面隊の最先任上級曹長に昨年12月、斉木学美まなみ准尉(52)=高山村=が就任した。女性の方面隊最先任は陸自初。同方面隊の下士官約1万5000人のトップに当たる。働きながら3人の子を育てた経験から「女性の視点を生かし、働きやすい環境整備にも力を入れたい」と意欲を見せる。

◎指揮官の補佐役 下士官との橋渡しに

 斉木さんは奈良県出身。高山村出身の元自衛官の夫、安次さん(61)との結婚を機に同村に移り、1996年から2017年まで相馬原駐屯地(榛東村)に勤務した。人事部門を中心に歩み、新潟県中越地震や長野県の御嶽山噴火の災害派遣に参加した。

 最先任上級曹長は5年前、米軍を参考に創設された。指揮官の補佐役として、その意図を現場の准尉や陸曹ら下士官に伝える。逆に、下士官らの悩みや苦労など現場の情報を指揮官に報告する橋渡し役を担う。

 就任から2カ月がたち「普通なら話せない立場の人と話せるありがたい環境。指揮官の思いを分かりやすく伝えていきたい」と抱負を語る。

 子育て中は高山村の住民に助けられたが、女性にとって家庭と仕事の両立はまだハードルが高いと感じている。「より長く勤務できる環境を目指し、託児施設の整備を考えたい。それが男女とも働きやすい環境につながる」と力を込めた。

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