昨年の非行未成年摘発473人 特殊詐欺関連が顕著 8年ぶり増
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 群馬県内で2018年に非行で摘発された未成年者は前年比4人増の473人で、8年ぶりに増加したことが20日までに、県警のまとめで分かった。近年、摘発者は減少傾向が続き、17年は469人と戦後最少を更新したが、特殊詐欺関連での摘発増などが影響したとみられる。会員制交流サイト(SNS)などで犯罪に引き込まれるケースも多く、県警は啓発に力を入れる。

 少年課によると、刑法犯で摘発されたのは394人。14歳以上が301人で、14歳未満は93人だった。

 刑法犯のうち、目立ったのは全国で被害が相次いでいる特殊詐欺に関して摘発されたケースだ。被害者宅に出向いてキャッシュカードをだまし取る「受け子」などとして摘発されたのは18人(前年比5人増)に上り、過去5年間で最も多かった。

 14歳以上の刑法犯で最も多いのは窃盗犯で、165人と半数以上を占めた。内訳では万引が78人で最多、自転車盗48人が続いた。暴行、傷害などの粗暴犯は44人、強盗などの凶悪犯も8人いた。

 刑法犯で摘発された14歳以上のうち、非行を繰り返す再犯者は85人で、再犯者率は前年比3.3ポイント減の28.2%。再犯者率は3年連続で減少した。

 喫煙や深夜徘徊はいかいで補導された不良行為少年は前年比1050人減の3319人。同課は「万引や自転車盗のさらなる減少を目指す。SNSを介して未成年者が犯罪に巻き込まれないよう、周知・啓発に取り組みたい」としている。

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