アスベスト発見で完成に遅れ 五輪後に 太田市の陸上競技場
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 群馬県太田市が大規模改修している市運動公園陸上競技場(飯塚町)で解体中にアスベスト(石綿)が見つかり、2020年3月末としていた完成が約5カ月遅れる見通しであることが11日分かった。市は改修後の競技場に東京五輪陸上マラウイ代表の事前合宿の誘致を進めている。走路やフィールドは予定通りに使用できるようにし、誘致や受け入れには支障がないようにする。

◎健康被害はなし 更衣室とシャワー室は使えず

 競技場は1973年完成で園内施設では最古級。大規模な改修は初めて。昨年11月に始めた解体工事でメインスタンドの外壁2300平方メートルにアスベストを含んだ塗料が使われていることが分かり、専門的な除去作業が必要になった。市によると、健康被害の恐れはない。

 マラウイは、東京五輪のどの競技で出場するかは未定だが、16年リオ五輪には陸上を中心に数人が出場した。市は事前合宿の誘致を核に国際交流を図ろうと、昨年12月にホストタウン相手国の認定を受けた。20日に市駅なか文化館で同国のパネル展を始めるなど友好事業も進めている。

 市文化スポーツ総務課は「全ての工事は完了しなくても、事前合宿に大きな影響はない」と説明。改修はメインスタンドの建て替えが主で、走路は一部を補修すれば利用できるためだ。ただ、スタンド下部に整備する更衣室やシャワー室は完成しないことから、公園内の市民体育館などを使ってもらう必要が出てくるという。全面利用開始は五輪後になる見通し。

 市は12日の市議会3月定例会に、解体事業費を6700万円増の2億0400万円とし、工期を5カ月遅らせる議案を追加提案する。

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