父親「何も進展ない」 高2女子「いじめ」で第三者委設置へ
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報道陣の取材に応じる女子生徒の父親(左)=12日午後5時20分ごろ

 群馬県の県立高校2年の女子生徒(17)=前橋市=が電車にはねられて死亡し、両親がいじめ被害を訴えている問題で、同校の校長らは12日、女子生徒の自宅を訪れ、学校側の対応と現時点での調査状況について遺族側に報告した。父親(63)は報道陣の取材に「何を聞いても、今後調査しますの一点張りだった。(亡くなってから)1カ月以上たっても、何も進展していない」と憤り、第三者委員会の設置を要望したことを明らかにした。県教委は遺族の意向を受け、第三者委を設置する方針。

◎対応「詳しく分からなかった」

 校長ら4人はワゴン車で同日午後4時50分ごろ到着し、花を持って自宅に入った。同5時15分ごろ退出する際、校長は「継続して調査を行い、改めてご両親に報告させていただく。作文や学級日誌などに、悩みやいじめに関わるような記載がないか確認している」とのコメントを読み上げた。

 父親は「(いじめの相談後)どのように学校が対応したかが詳しく分からなかった」とし、「子どもたちを預かる立場でありながらこんな事件が起きてしまった。(学校側は)どう考えているのか」と述べた。

 父親などによると、女子生徒は高校1年の夏ごろ、容姿を動物に例えられたことや、今年1月に同級生から「死ね」と言われたことをそれぞれ担任に相談しており、学校側は当時の状況を確認しているという。

 学校側は2月4日から21日の間に計6日間かけて全職員と、女子生徒のクラスメート全員を対象に聞き取り調査した。生徒が記入するアンケートや、スクールカウンセラーが女子生徒と面談した記録なども調べている。

 女子生徒は2月1日に自宅近くの踏切で電車にはねられ、亡くなった。県警は自殺とみている。死後、女子生徒の部屋からいじめに悩んでいたことをうかがわせるメモ二十数枚が見つかった。「耐えられない。ずっと悪口を言っている」「先生は私の言葉を信じてくれなかった。ネットで悪口を言われてるのは本当なのに」との内容もあった。1年時には女子生徒からの申し出を受け、両親が学校にいじめの相談をしていた。

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