「誠実」「見識」「温和」… 新陛下知る県内関係者 語る
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 新天皇陛下の1日の即位を受け、皇太子時代に来県された際に接した群馬県民からは当時を懐かしむ声や喜ぶ声が上がった。

 新陛下、新皇后雅子さまは皇太子、皇太子妃時代の1994年8月に全国農業青年交換大会に出席するため、初めてご夫妻でそろって来県された。視察を受けた富弘美術館(みどり市)の当時の館長、関口渉さん(66)=同市=は「お二人とも熱心に作品を見ておられた」と懐かしみ、作品を説明した詩画作家の星野富弘さん(73)=桐生市=は「美術館が世間に知られるきっかけともなり、ありがたかった」と振り返った。

 2003年1月には、第58回国体冬季大会スケート・アイスホッケー競技会「群馬国体」の開会式に出席するためお二人で来県。特別養護老人ホーム「恵風園」(前橋市)施設長の黒沢瑞樹さん(53)は視察を受けた際、利用者に会釈し、手を添える姿に感激したという。「なんて誠実なお方なんだろうと思った。真心のこもったお言葉を掛けていただいた」と述べた。

 新陛下は06年7月の献血運動推進全国大会に出席するため来県し、県立ぐんま昆虫の森(桐生市)や県立県民健康科学大(前橋市)を視察された。

 ぐんま昆虫の森で案内した名誉園長の矢島稔さん(東京都)は「即位は喜ばしい。新陛下は国際的な見識があり、新しい時代のシンボルにふさわしい」と話した。同大看護学部の巴山玉蓮学部長(65)と地域連携センター長の斎藤基教授(64)は「看護教育に関心を持っていただき、素晴らしい経験だった」と振り返った。

 10年10月に新陛下の視察を受けた沼田市の養護老人ホーム「愛宕老人ホーム」の当時の施設長、池田富栄さん(66)=同市=は「入所者に優しく声を掛けられていて、温和な方という印象を抱いた」と語った。新元号「令和」については「『和』の文字が新陛下のイメージにぴったり。平成に続き、平和な時代であってほしい」と願った。

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