慰霊登山の安全願って… 昇魂之碑に新階段 上野・御巣鷹の尾根
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階段を造り直す黒沢さん

 1985年に起きた日航機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村楢原)にある「昇魂之碑」周辺の整備作業が18日行われ、尾根管理人の黒沢完一さん(76)と有志5人が新たな階段を設置した。

◎「登山者に事故ないように」
 これまで使っていた10段のうち8段を解体し、木材に似せた樹脂の丸太で新しい階段を造った。1段ずつ幅を測りながらくいを打ち込み、石や土を敷き詰めた。階段脇に置かれた花を生ける筒も付け直した。

 古い階段は10年ほど前に造られた。2枚の板を組み合わせる構造で、1段につき4本のくいが打ち込まれていた。登山者が通る中心部にくいが飛び出し、ズボンの裾を引っかけたり、つまずいたりしていたという。

 昇魂之碑は事故の翌年に山頂付近に建てられ、ほとんどの慰霊登山者が手を合わせる。黒沢さんは「きれいに整備できて良かった。登山者に事故がないよう努めたい」と話した。

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