自動運転車を乗り継ぎ 桐生市・群馬大・ミツバが全国初公道実験
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運転手はハンドルに手を添えているだけで、バスはほぼ自動運転で走行した(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)

 自動運転によるさまざまな移動手段を使い、高齢者ら交通弱者ができるだけ歩かずに生活できる仕組みの構築に向け、群馬県の自動車部品メーカー、ミツバと群馬大、桐生市は25日、自動運転のバス、ミニバン、小型移動機器「パーソナルモビリティ」を用いて、市内の公道で初めて実証実験をした。

◎自宅から目的地まで 26日も80人参加し実施
 自宅から目的地まで、1人乗りの移動機器やミニバン、バスといった複数の自動運転車両を用いた実証実験は全国で初という。自家用車以外の多様な手段によるスムーズな乗り換えで移動できる地域密着型のモビリティネットワークを作るため、さまざまなデータやニーズを把握するのが目的。実験には事前に申し込んだ市民40人が参加した。

 バスは市役所―東武新桐生駅間往復約3.5キロを、ミニバンは市役所―JR桐生駅間同約1.5キロをそれぞれ往復した。自動運転は、運転手が乗って安全監視をした上で、ハンドルやブレーキなど複数の操作を自動化した「レベル2」。手動で対応する場面もあったが、市民は右左折や信号待ちなど、ほとんど自動で反応する車を体感した。1人乗りのパーソナルモビリティは市役所駐車場を走った。

 祖父と乗車した同市相生町の沢口瑠菜さん(17)は「前橋市で実証実験を行っていたので気になっていた。自動運転を実感できた。グループや個人で利用できるような仕組みが確立されれば、便利になるのでは。桐生市で早く導入してほしい」と期待を寄せた。

 市の担当者は「ミツバ、群馬大との協働で、地方都市が抱える高齢者問題の一つである移動手段対策に期待できる」としている。

 実証実験は26日も行われ、2日間で約80人の市民が自動運転車両を体験する。「走行の快適さ」「乗り継ぎ移動手段があれば利用するか」「自動運転自動車の印象」などを問うモニターアンケートを実施しており、公表する予定だ。

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