2432人 過去10年最多 昨年の県内労災死傷者 安全教育 不十分か
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 群馬県内で2018年に発生した労働災害の死傷者数(休業4日以上)は、前年と比べ156人(6.9%)増の2432人と、過去10年で最も多かったことが群馬労働局のまとめで分かった。労働局は景気回復に伴う生産活動が増え、人手不足となる中、事業者の安全教育が不十分なまま現場で作業に当たる場面が多かったのが要因とみている。

 産業別にみると、製造業は95人(13.6%)増の792人、建設業は32人(13.4%)増の270人、社会福祉施設などの保健衛生業は22人(10.5%)増の232人だった。

 全産業の経験年数別では、1年以内が733人と全体の30.1%を占め、1年超3年以内の427人を合わせると、経験の浅い3年以内が47.7%と半数近い。

 年代別では、60歳以上が614人、50~59歳が607人で合わせると全体の50.2%を占める。

 災害種類別の死傷者数は、転倒災害が504人と最多で、全体の20.7%だった。墜落・転落が395人、挟まれ・巻き込まれが375人と続いた。

 死傷者数のうち、死亡者は前年と同じ20人だった。

 労働局は、未熟練労働者や50歳以上の高年齢労働者の挟まれ・巻き込まれ災害が多いとみて、機械を停止してから清掃をするよう産業団体や企業に呼び掛けている。労働局は「継続的に注意喚起をしていきたい」としている。

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