5月なのに…暑い! 桐生と伊勢崎で猛暑日 27日も注意
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強い日差しを日傘で避けようとする観光客=前橋・敷島公園門倉テクノばら園
猛暑の中、渓流を下るキャニオニングを楽しむ人たち=安中市松井田町

 26日の群馬県内は、前日に続いて高気圧に覆われた。桐生と伊勢崎で35度以上となり、今年初めての猛暑日を記録。季節外れの厳しい暑さが影響し、全域で熱中症による搬送者が出た。

 前橋市の敷島公園門倉テクノばら園では、強い日差しを日傘で避けようとする観光客の姿が目立った。

 全国的に暑さに見舞われ、北海道佐呂間町では39.5度を観測。5月に観測された最高気温の全国記録と、年間を通じて北海道で観測された最高気温の記録を同時に塗り替えた。

◎「店に客来ない」かき氷には人波 熱中症で15人搬送
 全域で晴れ渡り、午前中から気温が上昇した26日の県内。桐生で35.4度、伊勢崎で35.1度を観測し、今年初の猛暑日となった。5月に35度以上となるのは2017年の館林以来。行楽地に繰り出した人たちは渓流を下るキャニオニングやかき氷で涼んだ。各消防によると、同日午後5時現在で9歳から92歳までの男女15人が熱中症で搬送された。

 県内最高気温を記録した桐生市。中心街の本町通りで洋服や化粧品を扱うセレクトショップを営む長竹慶子さん(52)は「暑くてお客さんが来ない」と嘆いた。普段の週末は店周辺に観光客の姿も見られるが、この日は少なかったという。みどり市大間々町のスイーツカフェ「MiRUKA」は前橋、桐生両市でのイベントに出店してかき氷を販売、いずれも完売したという。

 安中市松井田町の川では、観光客がキャニオニングを楽しみ、滝から滑り落ちたり、水中に飛び込んだりして暑さを忘れた。長野県松本市から訪れた村山敦美さん(23)は「水が気持ち良く、童心に帰れた。心から涼しくなった」と満足そうだった。

 伊勢崎市内で女子サッカーの大会に出場していた山口未来さん(40)=前橋市=は「大会本部に自由に飲める飲み物のポットが用意され、各チームでしっかりと水分補給をするよう呼び掛けていた」と熱中症を警戒。伊勢崎市本町の茶専門店「茂木園」は店内を冷房で涼しくした上で、来店客に温かい茶をサービスした。専務の茂木幸枝さん(75)は「新茶の時季なので温かいお茶を味わってほしかった。日中は街中に人が少なかった」と話した。

 夏の猛暑で知られる館林市では、帰宅途中の太田工業高1年、五十畑翼さんが「この時季にすれば暑いが、夏本番に比べればまだまだ耐えられる」と話していた。

 予想以上の暑さにより、屋内外で体調を崩す人が相次いだ。富岡市上丹生では午前9時10分ごろ、野球の試合の準備をしていた男児(9)が体調不良を訴えたと、消防に119番通報があった。男児は搬送され、中等症と診断された。

 前橋地方気象台によると、桐生、伊勢崎に加え、西野牧33.7度、沼田33.3度、みなかみ31.8度、草津27.6度の計6地点で5月の観測史上最高を記録。県内の全13地点で平年より10度前後高く、今年一番の暑さとなった。

 27日も県南部、北部ともに晴れの予報。前橋の予想最高気温は34度、みなかみ31度で、同気象台は水分、塩分補給などの熱中症対策を呼び掛けている。

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