子グマ目撃相次ぐ 31日から4回、市が閉鎖 前橋・嶺公園
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クマの出没により閉鎖された嶺公園=3日午後

 前橋市嶺町の嶺公園周辺で子グマの目撃情報が相次いでいるとして、市は3日、同公園を閉鎖した。親グマが近くにいる可能性があり、安全が確認されるまで当面継続する。市は「市民に迷惑を掛けるが、安全のために興味本位で近づかないようにしてほしい」と注意を促している。

 環境政策課などによると、5月31日午後4時ごろ、公園近くで農作業をしていた住民が子グマを目撃。2日は午前と午後に1度ずつ来園者から目撃情報が寄せられた。確認のため現地を訪れていた市職員が3日午前11時半ごろ、公園東側の路上で体長70センチほどの子グマがいるのを発見した。

 関係部署が同日、対応を協議した。親グマは子グマを守ろうと神経質になっている可能性があり、利用者の安全を確保するため閉鎖することを決めた。ただ、これまでに親グマは確認されていない。

 同日中に複数ある公園出入り口や園内の通路に、注意を促す看板などを設置。パトロールも強化するほか、猟友会に子グマの追い払いや捕獲を依頼した。

 赤城山南麓の国道353号に面する公園周辺は、クマを含めた野生動物が目撃されることはあるが、閉鎖は異例という。

 公園は面積約78ヘクタールと広大で、墓地と公園緑地を併せ持つ。広場や池などが整備され、市民の憩いの場にもなっている。墓参りや納骨が目的の来園者には、公園管理事務所に立ち寄ってもらい、注意を呼び掛けた上で利用を認める考え。

 市は「クマを目撃した場合は近づかず、安全を確保してから、警察や市役所へ通報してほしい」と呼び掛けている。

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