養蚕農家群守れ 国登録文化財化を検討 伊勢崎境島村の弥平旧宅周辺
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 世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ、田島弥平旧宅がある群馬県伊勢崎市境島村で、養蚕農家群の保存・活用に向けた新たな動きが出てきた。複数の地元住民が、大型養蚕農家を国登録有形文化財に申請する検討を始めた。幕末から昭和初期の建造物が数多く残る一方、老朽化による取り壊しが広がることへの危機感が背景にある。文化財登録により価値を内外に発信し、地域の貴重な財産を守る機運を高めようとしている。

 島村地区はかつて日本三大蚕種産地の一つとして栄えた。屋根に櫓(やぐら)と呼ばれる換気のための窓を載せた2階建て養蚕農家が集積。市教委の調査では2007年時点で72軒あった。ただ、多くが築100年を超えて維持管理費がかさみ、負担の大きさから既に解体した家も何軒かある。

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